2006年 沖縄旅行記 9/18(月) ４日目 最終日

午前7時半、携帯の目覚ましが鳴った…が、昨日の泡盛にやられて全然ベッドから出る事が出来ない。頭はガンガンで「車の運転は大丈夫か？」と不安が。何とか9時過ぎにベッドから這いつくばるように出て、1階の朝食会場へ。S、Y、自分の3人はかなりの絶不調だ。ここのホテルのバイキングも美味しかったが体が受け付けず…朝食後、2階の温泉に向かった。二日酔いの体に塩辛い温泉はとても気持よく、昨日の酒もだいぶ抜けて来たようだ。部屋に戻り、11時のチェックアウトまでくつろぐ。
なんとか体調が回復し、ロワジールホテルを後にした。向かった先は「ひめゆりの塔」。昨日たてた予定を大幅にオーバーして正午過ぎに到着。Yは完全に酒に惨敗し、「ひめゆりによろしく」と言い残して、車の中で眠りに落ちていった…入口横で手を洗い清め、いよいよ。

想像していたよりもとても小さく、「これがひめゆりの塔？」と思った。ひめゆりの塔は有名なので名前は知っていたが、歴史上どんな出来事があったのかという知識は全然持っていなかった。塔の奥に「ひめゆり平和祈念資料館」があり見学をした。

中には色々な展示パネルや説明文章が用意されていた。ひめゆりについて全く知らない事もあってか、写真や文章をほとんど全て読み尽くした。今まで多くの資料館に行ったが、これほどまでに真剣に見たり、読んだりしたのは初めてだった。
わかった事、「沖縄は日本本土へ米軍を上陸させない為に捨て石になった」、「国民は勝利を信じて疑わなかった」、「戦争は絶対してはならない」等々。ここは色々と考えさせられる事が多い。資料館の出口には訪れた一般客の感想が展示されていて、小さい子供から大人までいろいろな感想があった。共通しているのは「平和を願い、戦争反対！」である。資料館を出て、ふたたびひめゆりの塔を見た。もちろん先程とは別の気持で。

国際通りでOさんと、Yを下ろして自分とSはレンタカーを返却に向かった。走行距離は466.3Km、1日平均100Kmちょっとといった感じです。お疲れさんマーチ君！マーチにお礼を言って那覇空港に向かった。

空港で手続きをして、ゆいレールに乗り国際通りへ。国際通りの最寄駅「県庁前」までは20分弱で着く。ゆいレールから見える景色はなかなかよく、景色を楽しんでいるうちにアッという間に到着。

Oさん、Yと合流し、市場へ。国際通りからスタバを右に折れると市場の通りに入っていく。やはり市場は活気が漲っている。昨日、飲み屋で見てすっかり気に入ってしまった琉球ガラスのグラスと泡盛を購入。泡盛は何種類か試飲させてもらって選んだ。昨日の泡盛が残っているのか、試飲はちときつかったけど…
さらに奥に進むと魚市場に到着。2階に食堂があり沖縄そばを食べて、遅い昼食を済ませた。ここの食堂では1階の市場で買った魚を持ち込み調理してくれる。魚を調理してもらうのは次回のお楽しみ。

空港に向かい、出発の時間までゆっくりと過ごした。ANA136便、20時発東京行き。飛行機は予定通りに離陸した。いつもなら心の中で「さようなら」と叫ぶのだが、今回は叫ばなかった。やっぱり、また何度も訪れそうな予感があるからかな…
ありがとう、沖縄。

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